写真作家がお父さんになった。

 

 

写真を専攻し、写真家として生きてきた。結婚し、子供が生まれた。

 
 

その後

お母さんと最後の話を交わした2018年春、

病院の近くチョンアンアラリオギャラリーでは、ジョンガンジャ(JUNG Kangja 1942-2017)の回顧展「最後の旅行は月に行ってみたい」が開かれていた。

作家はいなかったが、広々としたギャラリーは作家の香りに満ちていた。

お母さんの葬式が終わって半月後、大阪のギャラリー風で招待展があった。

色んな事があったせいだろうか?展示期間中、ふと、ずっとコンピューターのハードディスクの奥に眠っている作品たちを取り出さなくちゃと思った。

私が居なくなると、誰にも私の写真を見せる事なく消えるのが怖かった。

他の人でなくても子供には私の作品を残したかった。

派手なモニターではなく、手で触れる事ができる写真で。

誰かの作品を作る事は、価値のあることだと考えた。

そうして色んなことがあった2018年には、

子供の名前から取ったユウプリントラボ始まった。